2008年09月19日
陸上自衛隊 東部方面音楽隊
陸上自衛隊 東部方面音楽隊
第50回 定期演奏会
第50回 定期演奏会
行ってきました!ヽ(≧∀≦)ノ
久々の芸術劇場。
前回はベルギーかどこかの楽団が来た時
聴きに行ったんだっけ。
ベートーヴェンの第7とかやってたなぁ。
劇場やコンサートホールの、入った時の空気が好き。
久し振りすぎて、懐かしくもありました(笑)
↓今回の曲目はこんな感じ
<第1部>
1.Zapfenstreich
(ヨーク連隊行進曲)/L.V.Beethoven
2.March of the Belgian Parachutists
(ベルギー落下傘兵行進曲)/P.Leemans
3.Le Regiment de Sambre et Meuse
(サンブル・エ・ミューズ連隊)/J.F.Rauski
4.Children's March, Over the Hills and Far away
(子供のマーチ“丘を越えて彼方へ”)/P.A.Grainger
5.Symphonic Dance No.3 "Fiesta"
(交響的舞曲第3番“祭り”)/C.Williams
<第2部>
6.Concerto for Clarinet
/Artie Shaw
7.Symphony for Band No.1
(吹奏楽のための交響曲第1番)/R.E.Jager
<アンコール>
1.アメリカ野砲隊/J.P.スーザ
2.オリエント・シールド/松尾善雄
全部の感想をしっかり書くと大変長くなるので
ちょこっとずつー。
1.ヨーク連隊行進曲
軍楽隊の指揮者時代に描いた曲だそうです。
ヨークは、プロイセンの元帥。
多分、ドイツ語なら『ヨルク』が正しい発音のはず。
対ナポレオン戦役での義勇兵軍団のために
描かれた行進曲です。
ベートーヴェンらしく愛国心に溢れていて
勇壮なトルコ風マーチでした。
今でもドイツでは、軍隊の行進とかで使ってたりします。
2.ベルギー落下傘兵行進曲
初めて聴きました(・ω・)
空挺さんがパラシュートで降りる時の
勇ましい感じ……と思いきや
意外と爽やかな感じです。
機体から地上を見下ろした時の絶景、って感じ(・ω・)
3.サンブル・エ・ミューズ連隊
サンブル・エ・ミューズ連隊っていうのは
農民兵を詩の中で讃えて呼んだもので
ほんとは存在しないみたいです。
この中のフレーズは皆聴いたことあるかも?
『みんなのうた』の中で『誰かが口笛吹いた』って曲と同じ。
みんなのうたをずっと聴いてた乙夜は
すぐピンと来ました(`・ω・´)
4.子供のマーチ"丘を越えて彼方へ"
ピアノとバンドのためのマーチ。
楽しげな感じでした(*´∀`)
憧れの音楽隊(*´д`)
でもやっぱり、音楽隊にピアノの枠はないのかっ(涙)
大学の音楽隊募集要項を見て一人涙でした(ρ_T)
制服の背中の翼がキラキラと輝いて見えます…
入れずとも良いので、コラボとか出来たらいいな…
ピアノ協奏曲とかで。ラフマニノフの2番とかで。(すごい難曲)
叶わぬ夢かも
でも!もし!万が一!
そんなオファーが来たら…
半年くらい母校に通ってピアノ練習しなおす!(爆)
5.交響的舞曲第3番"祭り"
ウィリアムズが作曲した5曲のうち、3番目の曲で
吹奏楽用に自分でアレンジした曲だそうです。
お祭りらしい賑やかな感じです。
パーカッションの種類が豊富です。
6.Concert for Clarinet
ジャズは正直よく知らないのですが
クラリネットの独奏がカッコよかったです!
あぁいうクラリネットの音の使い方もあるんだなぁと
新しい学習になりました(>_<)
ショウのバンドが出演した『Second Chorus』っていう
映画のために、ショウ自身が描いた曲。
7.吹奏楽のための交響曲第1番
第1楽章『Andante espressivo 〜 Allegro 〜 Andante』
約すと…
アンダンテ エスプレッシーヴォ
(=程よくゆっくりと、表情豊かに)
アレグロ
(=生き生きと早く)
アンダンテ
(=程よくゆっくりと・歩くような早さで)
この通り、『緩―急―緩』の構成。
動機の部分は終楽章でも再登場するよ。
ちゃんと聴いてないと分かんなくなっちゃうぞ。
導入部分の銅鑼がカッコよすぎてどうしよう(笑)
ティンパニのドラマティックな演出が大好き過ぎます。
どこかでf-mollに変わるトコがあったと思うんですが
そこで乙夜好みのテイストに(笑)
CD買おうと決意した瞬間でした。
第2楽章『Alla Marcia』
アラ・マルチア
(=マーチみたいに)
1楽章で打ち震えていたら(笑)
1部で聴いたみたいなマーチを思い出しました。
思わずノリノリ。
第3楽章『Largo espressivo』
ラルゴ・エスプレッシーヴォ
(=ゆったり広々な感じで、且つ、感情を込めて)
壮大で、とっても綺麗。
深呼吸をしたくなるようなトコ。
寝ちゃだめだよ。
第4楽章『Allegro con fuoco 〜 Andante 〜 Allegro molto vivace』
アレグロ・コン・フォーコ
(=生き生きと早く、火が燃えるように)
アンダンテ
(=歩くような程よくゆっくり)
アレグロ・モルト・ヴィヴァーチェ
(生き生きと早く、もっと早く)
きたっ
乙夜の大好きな変拍子(笑)
4分の5拍子やら4分の3拍子やら
色んなリズムが出てきます。
タイトルどおり、急―緩―急の構成。
さっき1楽章で聴いた動機が出てくるんですが
再現部的な感じじゃなくて、色んな形に変えて出てきます。
そしてフィナーレは大エキサイティングです!!
アドレナリン大放出すぎるっ
<アンコール>
1.アメリカ野砲隊
実際の大砲を使った曲。
アナウンスで『次の曲では実際の大砲が使われるんですが…』
と聞いた瞬間
チャイコフスキーの『1812年』か!?と
大興奮してしまいましたが、違いました(爆)
(1812年については以前の日記参照→2007/12/05)
よく考えたら1812年なんて10分くらいの曲なんだから
アンコールで使われるわけがないじゃないか…orz
でもこれは初めて聴いたけど、カッコよかったです!
『大砲は無いですが、別の物で再現してます』というアナウンス。
そりゃそうだよね(笑)
観閲式みたいに外ならまだしも…(^-^;
何で再現するんだろうーって見てたら
フィナーレ近くで、後ろに並んだ3人が準備を始め…
手には銃。
そーいう事かっ!(笑)
リズムに乗って、空砲がおもっきり響き渡りました。
ホールで空砲は気持ち良いくらい響くなぁ(笑)
2.オリエント・シールド
日米共同演習の時の、作戦の名前だそうです。
日本の方が音楽隊のために作曲したそうです。
最後は皆で手拍子(人≧∀≦)
普段マーチはあんまり聴かないけど、
勇壮な演奏に思わず足踏みしたくなっちゃいました。
って感じで、以上。曲の感想でした。
とっても楽しかったです!
さすが自衛隊、演奏に力強さがあります。
何より、堂々としていてすっごくカッコイイ
アナウンス付きだから、音楽初心者さんでも
中々楽しめる内容だったと思います(^-^)
また機会があれば行こうと思います(`・ω・´)
結局長くなっちゃったなぁ
全部読んで下さった方、お付き合い頂きありがとうございます。
お疲れ様です(笑)
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ありがとうございます。
音楽をあまり聴かない人にも楽しさが伝わればと思い書いたので
そう言って頂けると嬉しいです!
私も、学生時代ブラバンに所属してたもんでw
読んでいて、身体がムズムズしてきますよ!
でもでも、パートがpar.なもんで一人で演奏するのは虚しいんですよね(泣
ブラバンだったんですね~いいなぁ!
楽しそう(≧∀≦)
そう、ただ…ソロでの練習は寂しいでしょうね(^-^;
ピアノは、一人で何でも出来るけど
皆と力をあわせて!って事があんまり無いから
それはそれで寂しくて、他の楽器が羨ましくなります(´・ω・`)