★みりどる@作戦会議室★

ある特定の世界に居続けると、視界が狭まり、その世界が
どんなところにあるのか分からなくなる、と思う…。

ミリタリーも大好きですが、たまには
ミリタリー以外の社会科見学も大事！ということで…
国立科学博物館にて開催中の、インカ帝国展に行ってきました(^ロ^
実はずっと興味があったのです♪



今年はマチュピチュが発見されてから100年。
アンデス文明最後の国家、インカ帝国。彼らは文字を持たなかったため
インカ帝国の全貌は謎に包まれていました。
展覧会では、考古学・人類学・歴史学などの分野の最新研究をもとに
インカ帝国の始まりからスペインに支配されたその後まで紹介します。
総点数約160点の多くが日本初公開です。…とのこと。

【インカ時代の、データの保存方法】
文字は無かったものの、代わりにキープと呼ばれる
情報伝達方法があり、紐を結んで、結び目によって数等を記録します。
これが残っていたお陰で、インカ帝国の謎だった部分が
明らかになったそうです。

【12角の石】
写真は有名な、12角の石。（再現。この場所のみ撮影ＯＫ）
ぴっちりと積み上げられていて、よく言われるのが
『カミソリの刃一枚通らない』程の、精密な石組みとの事でした。

【美術品】
インカの祭礼などに使用される美術品は、色とりどりで
装飾が綺麗で華やかなものが沢山ありました。
モザイク模様等のセンスもすごく高いです。
現代でもオシャレに使えてしまいそうなくらい。

【インカとスペインと日本】
インカ帝国は、独特の文化を持っていて、日本と似ている部分もありました。
インカの人々はとても穏やかな気質だったんだろうな、と思いました。
盗まない、怠けない、騙さない（だったと思います…）という
三原則が決められていますが、それが仇となって
スペインに侵略された挙句、財産・文化まで破壊されてしまうという…。

インカの金細工も全て、金の延べ棒にして持っていかれてしまったそうで
当時のインカの人々は『スペイン人は金を食べているのでは』と
思ったほどとの事でした。
人を騙してはいけないというルールだったので
スペイン人に金を要求されたときも、持っている金を殆ど差し出してしまい
今見つかっているものはとても貴重なんだそうです。

（日本も穏やかではありますが、今までこんな風に
どこの国からも侵略されて文化を壊されなかったというのは
先人達がきちんと日本を守ってきて下さったからなのだと思います。
何かを守るって、とても大変なことですね…。）

【現在のマチュピチュ】
3Dシアターでは、3Dメガネをつけて、とても立体的な映像で
現在のマチュピチュを見ることが出来ます。（酔った…）
マチュピチュは、標高2,400mもあるそうです！高い！
でも首都クスコの方がもっと高かった！！（3,400m）
空気薄そうです。寒そうです(;´д｀)ｶﾞﾀｶﾞﾀ

そういえば、シロさんの目撃情報によると
マチュピチュには、ネットカフェがあるそうですよ…。
現代って恐ろしい！∑(￣ロ￣;)



お土産に、インカコーラを買いました！
（実は近所でも売っているんですが…）
もうひとつのお土産は、また今度ご紹介します。
ちょっと長くなってしまった…。



インカ帝国展は、6月24日（日）まで
上野の国立科学博物館（大きなくじらが居るところ）で開催されています。
息抜きに、是非行ってみて下さい(^ロ^