2009年10月25日
危機管理産業展【消防隊員によるラペリングの展示】
10/21~23に行われた、危機管理産業展に行ってまいりました。
場所は東京ビッグサイト西ホール。
同時にテロ対策特殊装備展などが開催されていましたが
私が行ったのは危機管理産業展のみでした><
私が行ったのは22日だったので、消防隊員さんによるラペリングや
警察犬の訓練のデモンストレーションなどを見ることができました。
その様子を少しだけご紹介します。
災害時、実際の救助の様子をモニターで紹介。
上を見上げると、隊員さんが既に準備を始めています。
たかーい!!25mもあるそうです!
西ホールの1・2ホール~3・4ホールの天井まであります。
高いトコ苦手な人はそわそわしちゃうかもしれませんね(笑
3本目のロープが下ろされるところです。
よく見ると袋みたいなのが落ちていくのが分かります。(一番左)
3種類のロープはそれぞれ素材や、使われるカラビナが違います。
状況によって使い分けるのですね。
一番左は滑車が付いていて、ヘリから降りるときなど
長いロープを降りるときに使われます。
真ん中は途中で止められるようなカラビナが使われています。
作業をするときにいいですね。
一番右は、2本のロープを使っています。
真ん中のロープで使ったカラビナだけ撮らせて頂きました。
1枚目の写真の、奥の隊員さんが持っているのが
滑車つきのカラビナですね。
留め方はかなり簡単!自分の体重でロープが絞まるので
それで固定できるんだとか。
ちなみにSATマガジン9月号の、5-7ピストルの記事で
私がラペリングしていた時も
こんな感じのカラビナだった気がします。
↑これ
さて、待望のラペリングが始まります!
まずは一番右、ロープ2本の隊員さんから。
スルスルと降りてきました。早い!
真ん中のロープの隊員さん。
かなりスピードがあるのに、『止まれ』の指示で
降下してる途中でもぴたっと止まります!すごいっ
ロープに角度をつける事でテンションをかけて止まっているんですね。
ちなみに降下の直前。
こんな感じで身を後ろに乗り出すんですが
ヒヤヒヤしちゃいそうです><
カラビナが違うだけでどれも降り方は一緒みたいですね。
降りた後は素早く外さないと危ないそうです。
救助のときは天候が荒れているときもあるので
ヘリが煽られて上下しちゃうこともあるんだとか。
早く取らないと、引っ張られたりしちゃうんですね
緊張のワンシーン><;
整列!
気をつけ!
敬礼っ!(≧∀≦)ゝ
退却っ!
どの隊員さんも素晴らしいラペリングでした!
かっこよかったです!(≧∀≦)
動画バージョンはこちら↓
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カラビナですが、一番左の奴は「安全環付O形カラビナ」ちゅう奴ですね。正確には「滑車」、ではなく「安全環」です。キャッチ(開閉する部分)を固定して強度を上げるのと、誤ってキャッチが開くのを防ぐ目的で付いておりますです。全国的に消防で使われるのはこのタイプが多いかと。
真ん中の奴は「エイト環」です。わたしはつかったことがありません。カラビナよりも制動力が大きいので扱いやすいようですが、逆に懸垂線(ロープ)も痛みやすいみたいです。
解説ありがとうございます(≧∀≦)
さすが、お詳しいのですね><
ふむふむ、安全環付O型カラビナですか…勉強になります!
一番しっかりしてそうなカラビナですよね。
キャッチていうのは、えーと…ストッパーみたいなものですか?
エイト環は私が記事の撮影で使ったのと同じですね><
確かに、素人にも扱いやすかったですが
やってくうちにロープの表面がケバケバしてきました;
どの部隊でも、ロープは本当に大事に使っているそうですね。
ロープの値段、聞いてびっくりしちゃいました(笑