2014年10月21日
新型輸送機XC-2
航空観閲式 観閲飛行では、岐阜基地から飛来したXC-2と
C-1FTBの航過飛行も行われました。写真左下がC-1、右上がXC-2。
実は、初飛行の頃からひっそりと楽しみにしておりました(*´艸｀)
ふ・・・ふとましい・・・！（萌
チヌに次ぐ可愛らしさですが、性能も素晴らしいです。
荷物がたくさん運べるよう、おなかが膨らんでいます。
それによる空気抵抗も考えた形状で、高亜音速での航行が可能。
C-1よりも大きな機体ですが、エストール
（STOL：short take‐off and landing aircraft）性能も維持していて
短距離の離着陸ができます。
XC-2 試作1号機（#201）
航続距離： 10,000 km
巡航速度： 890 km/h
重量： 60,800 kg
全長： 43.9m
全幅： 44.4m
全高： 14.2m
（引用：Wikipedia／川崎重工WEBサイト）
航続距離は、
C-1： 2.6t 搭載時に、約1700km
C-130H： 5t 搭載時に、約4,000km
XC-2： 12t 搭載時に、約6,500km
と、従来よりも、重たいものをより長く運べます。
（上記の重さは、有効積載量です。）
エンジンは、双発のターボファンエンジンを採用。
（ゼネラル・エレクトリックのCF6-80C2型エンジン）
ボーイング747-400（政府専用機）や、E-767にも使われています。
国内の航空会社も同系統のエンジンを多く採用していて、
最新ではないものの、信頼性が高く、運用経験も多いです。
海外でも広く普及している為、渡航先での整備拠点もあり
国内外問わず、整備がしやすいというメリットがあります。
機体の派生系として、電子偵察型や陸上部隊用指揮管制型
超大型貨物用高速民間輸送機「YCX」の開発が検討中とのこと。
#201は、試作一号機。
古くなったC-1輸送機の後継機として、2000年に国内開発が決定
2010年に岐阜基地で初飛行。XC-2の型式番号が与えられました。
今年末に配備予定でしたが、２年前後先延ばしになるそうです。
機体には「技術研究本部」の文字。
航空自衛隊 創立60周年記念のステッカーが貼られています。
こんなに高スペックな輸送機、続きの情報が気になります。
強度問題が解決して、早く配備されるといいなぁ。
配備されたらどんな色になるのか、楽しみですね！
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国内製造飛行機史上最大の大きさもあり、いつみても驚きます！
しかし…でかい上に家の上空を着陸前の低空で飛行されると轟音と風圧でボロ貸家が揺れるので困ります…
航空機産業の維持発展の為に、国産機の開発は絶やさず続けて欲しいです。